沖縄市にある 小さな小さなシアターで 映画を観てきました。
問いかける
舞台は北アイルランドの男子小学校。
ここでは『哲学』が主要科目になっています。
ここの校長先生が子どもたちに考えて、考えて、自分で答えを出していけるように
周りの先生たちと共に サポートしています。
中でも印象的だったのが すぐにカッ💢となって喧嘩をしてしまう従兄弟に
別室で 校長先生が問いかけます。
「友達とはどんな存在?」
「友達とは どんな存在だ?」
「君にとって 家族とはどういう人を言うんだ?」
「友達なんかじゃない」
「どうして〇〇君は友達じゃないんだ?」
「だって、いつもからかったり意地悪をしてくるから」
「そうかぁ!それはイヤだなぁ!」
校長先生はもう1人の子に「そういうのは、先生も良くないと思うな。態度を改めることはできるか?」
「うん」
やられたら やりかえす?
また、違う喧嘩の時は
「どうして喧嘩になったんだ?」
「お父さんがやったらやり返せ!絶対にやられっぱなしはダメだ!って…」
すると校長先生は みんなに円になって座ってもらい 真ん中に2人で向き合って椅子に座りました。
「僕が君をやるから君がお父さんをやりなさい」
(校長先生がサポートしながら)
「どうしてやり返さないんだ?いつもやり返しなさいって教えているだろ?」
「お父さんはやり返した時どんな気分になるの?イヤな気持ちにならないの?」
「1度だけ相手を間違えたことがあって、その時は悪いことをしたなぁ!と反省したよ」
「僕はお父さんと違って、やり返してもイヤな気持ちになるんだ。その時は少しスッキリするけど、その後ずっとモヤモヤしてるんだ。その方が耐えられないよ」
校長先生はこの事から
いくら大人の意見だとしても鵜呑みにせず 一度は疑うこと!
ちゃんと「どうしてそう思うのか?」聞けるようになりなさい❣️
校長先生の想い
北アイルランドは紛争により 一部の武装化した組織が 今なお存在し
若者の勧誘に余念がないそうです。
なので 薬物に手をだす子や 自殺する子
急死する教え子も少なくないと言っていました。
だからこそ 校長先生の想いは 小学生のうちから
自らの内にある不安や怒り
衝動に気づき コントロールすることが
生徒たちの身を守る 何よりの武器だ
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