子どもの自己肯定感の育み方

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自己肯定感とは?

以前の私が考える 自己肯定感とは 
『他人と比べることなく 自分をかけがえのない存在として 肯定すること。
ありのままの自分を肯定すること。』
という 文字どおり『自己が自己を肯定する』という単純な意味で理解していました。

改めて 『自己肯定感とは』を考えてみました。

自己肯定感という言葉が難しいので 自己肯定感と似た概念を考えてみると
自信・自尊心・自己愛など自分が自分に抱く肯定的な感情と自己肯定感はかなり似ています。

また 自己肯定感とは真逆の言葉を考えてみると 
自己否定・自己破壊・劣等感・無能感・自信喪失・意欲減退などの否定的な言葉と
比べてみると 自己肯定感が何かが見えてきました!


つまり 自己肯定感とは
「自分には生きる価値がある」「自分は大事な存在である」
「色々なことにチャレンジしたい前向きの気持ちがある」
「たいていのことは何とかなるし 何とかできると思える」
「逆境にへこたれず またやてみようと前向きになれる」
「あるがままに没頭してしまわずに 今をもっとよくしようと前向きに考えられる」など。

要するに 『人が世界を生きていく上で 前向きの気持ちの総称』

自己肯定感はどのように育つのか?

人が「自分を肯定できる」時はどんな時か?考えてみると
他者が「あなたはたいしたものだ 素敵だよ 素晴らしい」と言ってくれた時です。
例えば 子どもに「それ 出来たんだね!すごいね!」と言うと 子どもはとても喜びます。

つまり 周りの人が自分を肯定してくれたから 自己が自己を肯定できます。

逆に 周りから自己を肯定されなければ 人は自分ひとりで自己を肯定することはできません。

例えば 子どもに「そんな事も一人でできないの!」と否定的な言葉をかけると
子どもは傷つきます。

このように 自己肯定感は周囲の人との関係で育まれ また 維持されたり 強化されたりする一方で
育まれなかったり 傷つけられたり 壊されたりしてしまいます。

なので 子どもの自己肯定感を育むうえで大切なのは 子どもの周囲を取り巻く環境(大人)です。

私の自己肯定感の成り立ち

私の幼少期を振り返ってみると 母に叱られた記憶があまりありません。
どちらかと言うと褒められたり 近所の人に自慢していました。

一方父は 寡黙な人なので あまり遊んでくれたり 会話をした事がありません。

そんな幼少期を過ごした私の自己肯定感は 自分では高い方だと思います。
ただ ここ数年思うのは 『わざわざ私がやらなくても良いんじゃないか?違う人がやっているから…』という
無能感・自信喪失感・意欲減退を感じていました。

一般的な自己肯定感の成り立ちは 親に褒められたり 認められたりすると
「私は(親にとって)大事な存在なんだ」というように親の思いが子どもの心に流れ込み
反転して「私は大事な存在なんだ」という自己愛になります。

このように 重要な大人から「あなたを愛している」
「あなたは大事な子」という優しい思いや 優しい扱いを繰り返し受ける事を通して
その大人に対して「可愛がってくれる人」「自分の思いをわかってくれる人」
「いつもわかってくれる人」というような信頼関係が育まれます。

負の経験と自己肯定感

子どもが成長してくると 大人の思い(禁止・抑制・叱る)と衝突することもあります。
それによって 子どもは負の経験に直面します。

⭐️ 叱られる経験と自己肯定感
子どもが叱られ 怖い親を経験したとしても 親は『なぜ 叱ったのか』を きちんと子どもに
伝えることができれば 子どもの自己肯定感を傷つけることにはなりません。

子どものどんな行動に対して叱ったのか!
そして 注意したいのが 決して子どもの存在を否定しない!という事です。

例えば 子どもが道路を飛び出そうとした時に叱った場合は
飛び出した行動を叱ります。
(道路の向こう側にすぐに行きたくなるのは分かるけど)車にひかれたら大変💦」
この(道路の向こう側にすぐに行きたくなるのは分かるけど)が子どもの存在を
受け入れていることになります。

⭐️ 失敗などの負の経験と自己肯定感
何かに挑戦したけれど 上手くできなかった失敗の経験・他の子にはできて自分にはできない
という劣等感の経験・兄弟姉妹への嫉妬の経験など 負の経験を繰り返しします。

それらによって 自信の増大と自信の喪失・意欲の増進と意欲の減退・達成感や自己効力感と失敗感や無力感など
自己効力感を強めたり弱めたりすることに繋がります。

失敗した時や悔しかった時など負の感情に子どもがなった場合 「残念だったね!悔しかったね!」と
優しく慰めてもらうと 子どもは黙ってうなづき しばらく抱っこしてもらって気がすむと
自ら離れていきます。

ここ数年 私が思う 『わざわざ私がやらなくても良いんじゃないか?違う人がやっているから…』という
無能感・自信喪失感・意欲減退は 

きっと私が大学受験で一番の志望校に入れなかったりした時など
「悲しいし!悔しい」のに 親には言わず ひとりで何もなかったかのように流してしまっていたから
甘える!頼る!弱みを見せる!ことが出来なくなりました。

負の体験を重要な大人に慰めてもらうことを通して 信頼感が強まり 自己肯定感も強固になり
「またやってみれば良い」「違った工夫をしよう」「もう一度挑戦してみよう」と前向きの意欲が
沸き起こってくるのでしょう。

このように 叱られることはあっても自分の存在は認められているという確信 
失敗しても慰めてもらえる 一緒に残念がってもらえる そこから元気をもらえるという
確信になります。

とはいえ 親も未熟です。

私の親も未熟 親である私も未熟です。

だからこそ 子どもに関わる大人として 少しでも自分が成長できるように学びを深めていきたいと思っています。

今回は 子どもの自己肯定感の育み方!についてご紹介しました。

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最近ハマっている 鰹節と生卵をご飯にかけての 朝ごはんです w


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